革靴やカバンなどの革製品にダメージを与えない撥水剤
革靴やカバンなどの革製品の弱点として、水に弱いという問題があります。多少の水濡れなら軽く拭き、乾燥させることで問題はないものの、革靴などは雨ともなると痛みやすくもなります。そこで市販の防水スプレーや撥水剤でガードするという方法があるものの、色の薄いもしくは明るい革製品の場合、スプレーによりシミが生じることもあります。ですが、フッ素コーティング系撥水剤ならそのような心配がありません。
市販の防水スプレーなどは撥水剤が配合されているものの、シリコーン油や樹脂コーティング剤なども含まれています。そのため、革製品に油分が染込み外観にダメージを与える可能性があります。しかし、フッ素コーティング系撥水剤は、水溶性のフッ素化合物を使用し、革表面に科学的な被膜を形成します。樹脂コーティングのようにゴワつくこともなく、革製品ならしわの奥までフッ素化合物が入り込み、しっかりと表面をガードしてくれます。水に希釈して使用できる撥水剤も多く、軽くスプレーし拭き上げるだけで撥水性と防汚性を発揮してくれます。また、有機溶剤や可燃性ガスを使用しないため、室内でも気にせず使用することができ、日々のメンテナンスにも最適です。万が一塗布しすぎた場合でも、樹脂コーティングのように部分的に厚みが生じるようなこともありません。また、繰り返し塗布することで効果がより高まります。
撥水剤の様々な効果や特徴と使用するメリット
フッ素コーティングで使用されるフッ素樹脂には一般的な工業用材料にはないたくさんの特性があります。代表的な物として挙げられるのが撥水剤としての効果です。フッ素樹脂は水や油をはじくという特性を持っていて、金属の錆びを防止する目的で車やキッチンなど幅広い場所に利用されます。そのほか、洋服から雨や雪などの水分の付着を防ぐためにスプレータイプの撥水剤を振り掛けるケースも少なくありません。
フッ素コーティングには撥水剤以外にも、非粘着効果も持ち合わせています。極薄の塗膜でも高い性能を発揮するため、日常の使用に伴う汚れや埃の付着なども防ぐことが可能です。工業用材料の中には急激な温度変化に弱い物も多くありますが、フッ素樹脂はこうした外気の影響も受けにくく、260℃前後の高温から-250℃前後の低温にも耐えられると言われています。
こうした理由から、需要が増加傾向にあるのがフライパンや鍋のように直接火に掛ける調理器具へのコーティングです。フッ素コーティングが持つ耐薬品性能によって料理の食材が器具に付きにくくなるので、焦げ付きなどの調理ミスを防ぐことができます。また非粘着効果で掃除などの手入れも簡単にできるのもフッ素コーティングならではの特徴です。
スポーツウェアなどへの水の影響を最小限に抑えてくれるのが撥水剤
急に雨が降ってきた時などに考えられる水の影響を最小限におさえるため、衣服やスポーツウェアが撥水加工されているケースは珍しくありません。撥水加工していれば、たとえ急に雨が降ってきたとしても着ている衣服やスポーツウェアが湿りにくいです。湿りにくければインナーとして着ている服や肌がそう簡単には濡れないですから、水の影響をそれほど受けないで済みます。その撥水加工の撥水剤として利用されているのがフッ素コーティングです。
撥水加工を行うためには、生産工場で撥水剤を使う必要があります。何もしなければ撥水はできませんので、撥水させるのに撥水剤は欠かせません。フッ素コーティングによって撥水剤を使って撥水加工を施せば、撥水加工の備わった衣服やスポーツウェアが完成します。
近年はキャンプや登山をはじめとした空前のアウトドアブームが到来していることもあり、撥水加工の備わった衣服やスポーツウェアは人気が高いです。価格が安くてデザイン性にも優れた衣服やスポーツウェアは、バカ売れするほど人気になっています。これからもまだその傾向は変わらない見込みですから、フッ素コーティングによる撥水剤で撥水加工された衣服やスポーツウェアの人気は、まだまだ続くことが予想されます。
そこで撥水剤を使用するなら「フロロテクノロジー」の撥水剤を利用することをお勧めします。塗布するだけで強力な撥水性や撥油性が得られ、液体のしみこみ防止、這いあがりの拡散防止、汚れ付着防止などの機能性コ-ティングを行えます。搭載部品やプラスチック部分への影響がありません。撥水剤を使用するなら一度チェックしてみてください。